おすすめイヤホン紹介 / DN-2000

イヤホン/ヘッドホン
ちょっと変な形

愛用イヤホン紹介

イヤホンやヘッドホンは昔からいろいろ試しており、買ったり売ったりしながらも、何機種か手元に残っているものがあります。それらはどれも個性があり、優秀なものたちだと感じています。

せっかくブログを新しくしたので、そういった機材をいくつかご紹介していこうと思っております。

 

DN-2000 / DUNU

DUNUと言うメーカー、ききなれませんよね。DUNUは台湾のメーカー(以前中国と書きましたが調べたら台湾でした。すみません。)で、音質とコストのバランスが取れた製品を数多くリリースしているメーカーです。時には…ぶっちゃけて言うとすこーし他社の名器をパクって参考にしてしまうわけです。ただ、よくある見かけだけ参考にしたような粗悪品ではまったくなく、むしろ値段からしたら考えられないレベルを実現してしまう、良い意味で困ったメーカーなのです。DN-2000はおそらくAKGの名器 K3003を参考にしたものでしょう。ただし、K3003は13万円、DN-2000は3万円ほど。BA型とダイナミック型ハイブリット、3ドライバー内蔵で、この価格。スペックをきいただけでもすごそうですが、実は3ドライバー、BA&ダイナミックハイブリット型は音の調整が難しく、しばしばバランスが崩壊してしまう製品もあったりします。本器は崩壊どころか絶妙なバランスを実現しています。3万円という値段は多くの人にとって高額ですが、昨今のイヤホンメーカーはフラックシップ機を5万~10万円くらいの価格に設定しており、3万円でこの音を実現できている機種は稀と言えます。奏でる音からすると実はコスパが良いのです。まあ、でもイヤホンに3万円は感覚的には…高いよね。

 

肝心の音は-歌が最高のイヤホン

高音はかなり伸び、中音も豊か、低音も十分と、かなり高レベルのバランスを実現させています。私はこもった音が嫌いで、すっきりクリアな音が好みです。しかし、そういったイヤホンはクリアさとのトレードで低音が弱かったり、歌が薄かったりすることもしばしば。DN-2000はそう言ったことが一切なく、高音がクリアなのに、低音も豊か、そして一番の魅力は歌が綺麗に前に出てきてくれること。低音がもっと出るイヤホンや、高音がもっと出るイヤホンはありますが、歌の響きにおいては他のイヤホンでは本器になかなか太刀打ちできないのではないでしょうか。

 

欠点もあります

最大の欠点はリケーブル出来ないこと。コードも細く、断線を考えると少し心細いです。カスタムの楽しみもありません。でも、私は長年愛用してますが、断線も無く意外と丈夫だなと感じています。リケーブル等のカスタムで、さらなる高音質化をしてみたくはなります。

イヤーピース選びやフィットするポジションを見つけるのは少し大変で、人によっては苦労するかもしれません。私は付属の耳型フィンを装着し、イヤーピースはJVCスパイラルドットで落ち着きました。フィット感もなかなかで、はずれる事もありません。

音には歌を中心に少しながら「響き」がつきます。多くの人には好ましい「響き」ですが、クールなモニターサウンドかと言われると、少し違う気がします。ここも人によっては欠点かも。それでも、私はその響きが好きですし、けっして大げさに味付けしているわけではありません。

 

総合的には名器です

欠点も書きましたが、総合的には3万円で手に入るイヤホンでは間違いなく名器と言えると思います。私が所有している中で一番レベルが高いと感じるイヤホン(ヘッドホンでは別のものがあります)は、SONY MDR-EX1000(ケーブルバランス化)ですが、付け心地が難しく、さらにモニター系のクールすぎるサウンドが少々疲れることも多く、結果的にはDN2000を選ぶケースも多いです。 DUNU社は後継機種でリケーブルも可能な3001や2002をリリースしていますがどちらも5万円前後、東京にいるころ、秋葉原eイヤホンで視聴もしましたが、私はDN2000の方がバランス良く感じました。DN2000のブラッシュアップ機DN2000Jもありますが、こちらはとんでも無く高音が出るイヤホンで、私には微妙なバランスでした(高音好きにはこちらもありかもとは思います)。

個人的にはDUNUさんにはこの音の方向で、似たような価格でリケーブル可能な後継機種を出してほしいです。外に持ち出す事も多いイヤホンは、高くても3万円前後がやっぱり理想かと。(昨今の高価格化は少しやりすぎな気がしています。)

今回はDN2000 / DUNUをご紹介しました。また別の機会に、他のイヤホンもご紹介しますね。

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