天秤 (6th Album)、ついに発売いたしました。
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なんだか制作にはずいぶん時間がかかった気がしますが、発売はゲリラ豪雨のような、いきなりのタイミングになりました。この理由は最後に書きますね。
今回は最初から最後まで、13曲が本当にしっくりくるアルバムになっていると思います。
欠けて良い曲などありません。
【収録曲】
2.幻
3.おやすみマイライフ
4.環七の夜
5.月夜のサバイバルツアー
6.Ramen Town
7.織紙
8.太陽のリズム
9.千川ストリート
10.Awesome
11.バレエダンサー
12.地図
13.路地裏のlili
●歌詞はこちら
自分でこれは聴いて欲しいな!と思う曲は、1曲目の「オニグモ」と5曲目の「月夜のサバイバルツアー」です。Youtube等でも発表していなかったので、どちらも今回が初お披露目。そして、どちらも実験的で、物語性のある曲です。
「オニグモ」は生楽器によるジャズテイストではありますが、メロディー自体はポップで覚えやすいメロディーです。歌も上手く歌おうとはせずに、詞に合った歌い方をしました。デビューしたころには絶対作れなかったであろう曲だし、歌えなかった曲です。MVはグリーンバックを用い、三脚を立て、すべて自撮りで撮った映像素材で制作。仮想3Dステージに二人の素材を配置し、仮想カメラで行き来する演出をしています。
「月夜のサバイバルツアー」は、物語性のある曲。メロディーもアレンジも得意な事を組み合わせた結果、どの曲とも違う不思議な曲になりました。旅先で聴きたくなるような、新しい自分に出会うような、予測できない人生のお供になるような曲になったと思います。両曲とも、そのうち映像も作りたいと思っております。
今回の発売フォーマットは簡単に言うと3つ。
iTunes / Spotify / Google Play Music / YouTube Musicなどの、配信サービスでの販売。
そして、ご要望のあったCD-Rでの販売。
さらに、ハイレゾ音源データをそのままメールにてお届けするデータ販売。
現在は定額聴き放題プランで音楽を聴かれる方も多く、その代表格「Spotify」を利用して私の作品を聴いてくれている方も多くいらっしゃいました。意外なところで言うと、ベストアルバム「K.O」収録の「平凡」が、日本だけではなくメキシコやドイツやシンガポールで聴かれていたりしていて、自分でも驚いています。CDしか媒体のなかったデビュー当時とは時代も変わったもんだと。
こうやって、レコード会社に所属していなくても、世界中の人に届けられるようになる日が来ることは、当時は考えてもおりませんでした。それだけで生活できるほど売れているわけではまったくありませんが、音楽をやる身にとって、時代はきっと良くなっているんだと思います。
私は録音はもとより、配信登録も、ウェブサイト制作も、ブログ制作も、動画制作も力がおよぶかぎり自分でやっています。そして時代の流れもあってか、この「自家製」の作業だけで、誰でも手に取れる形での「音楽発信」ができるようになりました。
音楽は自然に、なるような流れになっていく。商売とは別のところでも。
師匠の佐久間正英さんも生前に予言していましたが、業界が不況であれ、個人で稼ぐのが困難であれ、誰もが発信できるこの時代は、音楽家にとってきっと、良い時代なんだと思っています。私は現在はライブ活動をたまにしかやっておりませんが、こうして自分なりのペースで、作品を作る活動を定期的に出来ることは本当に幸せだと思っております。
さて。肝心の天秤 (6th Album)ですが、iTunes / Spotify / Google Play Music / YouTube Musicなどの各種サービスではもう配信されているため、すぐにご購入いただいたり、定額プラン等で聴くことができます。
ご要望のあったCD-R版は今回からはクレジットカード等に対応した利用しやすいショッピングサイトをご用意いたしましたので、そちらでご購入くださいませ。同ストアではハイレゾ音源のデータ販売「デラックス版」もご購入いただけます。このデラックス版は、CD音質を超えるハイレゾWAVファイルに加え、CD音質のWAVファイル+手軽に聴けるmp3ファイルが入っており、お値段も据え置きですので、PC環境で取り込んでiPhone等のスマートフォンやウォークマン等で聴かれる方には個人的には一番おすすめです。
「データじゃいやだ!CDとして持っていたい!」と言う方はCD-R版をぜひ。簡易パッケージではありますが、(最初CD-R版は予定になかったのですが、ご要望が多数ありご用意いたしました。)。こちらは唯一の現物販売と言う事でサインもお付けいたします。
蛇足ではありますが、ベストアルバム「K.O」も同サイトで購入いただけるようになっています(がめつい!)。
最後に、発売日について。本来なら発売日を事前に告知するべきでしたが、各社配信サービスごとに発売日が違ったり、足並みをそろえるためには実際に発売されているのを確認してからの告知にするしか方法がないと言う事情がございました。それでこんなゲリラ豪雨のような発売になったのです。申し訳ありません。
長く楽しんでいただけるアルバムになっていると思いますので、ぜひ聴いていただけたら幸いです。
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